チェーホフ短篇集

読んだのは上のソフトカバー。沼野充義訳。

ナジェージュダさん、ナージャ、ナッちゃんの指小形三段活用はちゃんと訳し分けられてるよ。要はナージェンカがナッちゃんになってる。なかなかの一語一句厳密翻訳厨でカラマーゾフ原卓也一択厨[※読み比べてすらいない]から見ても、「ナッちゃん」で構わない気がしたけどな。作品が成せる技か、短編特有の傾向かは知らんけど。

この沼野訳は、長い解説も売りかもな。でも、「いたずら」の解説には、ツルゲーネフの『初恋』ネタバレがある。『山椒魚』も見かけたら段落ごと読み飛ばせばいいんじゃないか。

こっちの松下裕訳にも先のソフトカバー本では触れられていたが、この文庫本が出てから1年ぐらいで出たんだな。

ツルゲーネフの『初恋』を読んでるという前提の上でネタバレ


















修正版以前は、「初恋の話をしても自分の奥さんの話にしかならないよ―」といってた人の視点だったんじゃないかな、と少し思った。

そのうちk