紅茶の入れ方、主に香と温度について
- 高いところから注ぐと香りが分かりやすくなるのか?
- 温度は95度に近いままで保熱できた方が好ましいのか?そして、その理由は?
- 逆に保温が行き過ぎて香味が「焦げる」みたいな事態はありえないのか?
- ありえたとしても想定するまでもない偽問題でしかないのか。
- 逆に保温が行き過ぎて香味が「焦げる」みたいな事態はありえないのか?
- マスカテルは本当に「ぶどう」を感じるのか?想起するだけなのか?
- また紅茶特有語に思われるマスカテル・パンジェンシー・アストリンジェンシーの相互関係は?
- カップはどれくらいの広口ならいいのか?口径は兼用カップ程度でも十分か?
- 口径によって香味が邪魔されることが、ワイングラスのように起こるのか?
おおまかには、どれも特異な質感として体験される気がする。むしろどれも相互に絡まって同時に出てくる感じもあり、なんとも分けて言い切れないのだろうか。
高いところから注ぐと香りが分かりやすくなるのか?
香りの特徴が分かりやすくなる、強くなる。と、いうよりは「香が立つ」と言うのか?ムワッと来る瞬間があるような気がしている。口のすぼまったカップや大きいマグカップに紅茶の香りが篭る感じ……その篭り方の形だけは維持されたまま香りが広がる――そんな感じだろうか?
これはなんなんだろう。香りの濃度と言うよりは湿度なのかもしれず、それでいて十分に空気(または酸素だけか?)があることで香りも鼻孔で感じられやすくなるのだろうか。
この質感を体験するための問題点としては、チマチマと湯切りしてるとムワッとくる瞬間を逃してしまうかもしれないってところ…なのかもしれない。
つづく
温度は95度に近いままで保熱できた方が好ましいのか?そして、その理由は?
何気に少し面倒くさいというか、簡単のようで、コーヒーのペーパードリップが形になる程度には修練が必要だったりする。余熱から沸騰の一連の手順が要練習。
つづく
マスカテルは本当に「ぶどう」を感じるのか?想起するだけなのか?
ただの想起・連想なのか、本当に感じているのか、香料から感じられる程度の味とすべきなのか……そこは判然としきれない。が、葡萄を思い浮かべることは容易なものも、たしかにある。
また、多くのダージリンに広範に共有されている香味があり、これはマスカテルフレーバーと勘違いされやすいかもしれない。Musc.と名がついていても強いマスカテルを放つとは限らないので、なかなかどれがマスカテルなのかわからないってのが、多くの初心者がブチ当たる壁のような気もする。一応、淡いマスカテルフレーバーの場合、飲み終わってから吐く息に注意を払うと、カッパーがマスカテルと説明しうる香りはこれか―と分かる場合も多いと思う。
その他方で、マスカテルについて、その広義においては、やはり商品名にマスカテルと名の付いている茶葉に汎く共有されている香の広がり方があるのではないかとも疑問に思ってはいる。つまり、香の広がり方こそがマスカテルであり、その香りそのものが葡萄のフレーバーであるかは、また別の話、と。
しかもこの広義のマスカテルフレーバーの特徴は温度に制限があるようだ。
それと、葡萄寄りのマスカテル、葡萄ではあるのだけれども、紅茶の香りから繋がっているように思える。特に出し殻から感じられるマスカテルの葡萄の香り。これは1煎入れた後に茶葉が冷めきた程度ではマスカテルは感じられなくても、湯切りが終わったらそのまま放置しておくとマスカテルが漂いだすようで、これが不思議。
更にこのマスカテルは、茶こしに茶葉を移すと香りが感じられやすくなるのだけど、そのままにしておくと香りも消えて行く。して思うに、どうもこの香りの系統は、湯切りをしなかった場合または2煎目で長く抽出した場合に出だす「過抽出の味」というんだろうか、「紅茶」と言うよりは「紅茶葉の(出し殻の)湯」のような味わい……それに似ている部分もある気がする。
つづく?
紅茶特有語に思われるマスカテル・パンジェンシー・アストリンジェンシーの相互関係は?
- 苦味のあるもの
まとめ でもないが……
温度重要!(なので電子レンジで酷使できる小型ポットは必須かな。)
そういえば、ミルクの追加がフレーバーの追加を意味しているってのが、よくわからなかった。だけれど、ミルクの追加が質感の追加ではなく香りの追加って言い得る視点てのは、それがお茶にトロミが出るのは当たり前って観点の上でなら、そうなるんだろうなぁ。という話ですらなく、低温殺菌されたミルクはタンパク質が変性していないとか何とかで、単に普通にフレーバーなんすよ、もしくは渋みが抑えられるから相対的に香りのブーストなんすよみたいな方向なのかもしれずと見せかけて、あの渋みの原因にもなりどうもパンジェンシーという感覚にも繋がりそうなこいつらって飲後の香りの呼吸への乗り方にも影響しそうで、渋みを抑制する方向なんてありえねーっすよって話もあるのかもしれない。