堀口コーヒーのケニア美味しかった。

リニュしてからは袋に賞味期限が書いてあり、焙煎日が分かるな。焙煎度ごとで違うこともありえますな店だけど、同様に二ヶ月くらいなんかな。

ditting pro-d

パナマ ゲイシャ ハイロースト セミウォッシュト

ダージリンにあるスーッとしたミントのような清涼感がある。テルペンだっけか?レモンの酸味とは別の質感。

「パインを連想させる密度の高いジューシーな甘み」はどうだろなぁ。まぁ言われれば……って気がしてもいいかもだけど、そういうよりはレモン言われる酸味の延長で発生している質感で、それ単体で存在している質感じゃないってかんじかなぁ、素人的には。

レモンなら、専門定義よりはおそらく狭い意味で、分かると思うけど、パインって分かった試しがない。だけど、パインといえるものが含まれてるのならこれしかないんだろうなって思える程度には、なんかあったかもな。

(もちろんこれと比較されるべきは、ウォッシュト(とナチュラル)なんだが、このパインがセミでの曲者っぽい。三者三様なんだよな。まぁ、一番胡散臭いのはこれだろうけど、ゲイシャと分かる程度なら、余裕で分かるとも思う。)

リアンジャギ シティロースト

今年のトップロットじゃねえの?今買うならこれ。凄い。コンガ買ってる場合じゃない。レゼルバの800円台の中でも特異な状態かもしれん、まである。

何か妙な香味があるんだけど、「複雑なボディ」とか説明やる気が無さ過ぎ。かと言って、ラズベリーとも思えないし、この何か特異な香味までボディで済ますのは業務怠慢とまで言いたくなる。なんなんだろなぁこれ。専門的には何の香味として定義されてるのか知りたかったが不明。

店の味。なんか濃くなった?

堀口の豆である以上、つまりはパパの思想上、濃く淹れなければ意義がないとまで思ってるし、飲んでみてやっぱりそうだったよなとも対照群無視して思えてるんだけど、以前の透明感プッシュのコーヒーが飲めないとなると、それを再現するには技術と道具が必要だろうから、アンビバレントな気分。

肝心の濃くなった気がする今回の喫茶コーヒーだけど、これなら焦げだエグイだいう人がいてもまぁ分からんでもないかもな。一度このバランスで飲めば、もとえコーヒーの方向性も堀口の単なる延長にしか思えなくなる、そんな濃さ。以前の透明感も健在だけどね。

むりくりに さがしだそう こげたあじ

スタバを不味いといえば済む自認コーヒー好きのでたらめさには辟易するが、ちょっと考えてみよう。*1

焦げとまぁ言えるような方は、なんつーか、シャルドネの樽香っつーの?安い白ワインだと、どーも嫌な感じがついてくるよなぁというアレ*2。あれとトポロジカルに類した性質で、高い奴でダメならもうこの方向は死んでるから買わない方がいいよってタイプの質感かもね。濃度とトレードオフなのかなぁ。

エグいと言えそうな方向は、ちょっと雑に抽出した時の雑味っぽさに似てそうで、これが高い豆でこの状態と早合点し中途半端なCOEで似た感じを出そうとした結果、こんなのもはやただのエグさでしかない、ってコーヒーを何処かで買ったのを思い出した。

ただ、どちらにせよ、自分で淹れた感じや豆の柔らかさとか見た目も特に変わった感じはない。もともと色から焙煎度が見分けられるわけでもないけど。あーでもやっぱあるかなぁ2つとも。焙煎変わったのかなぁ???

あと抽出法は新しいパンフに書かれてた。しかも内容がアップデートされてる。ワロス。この改良だと濃くなるはずはないんだけど、その辺の解剖は次回のお楽しみかな。誰の抽出かは毎回見てるのでその辺も含めて。

またこのリーフレットを読むと、ワイニーの正体の一部は南仏らしく、ローヌやランドックなのか。ボルドーと書かないあたりヘタレたのか。ボルドー書いても詐欺と言い切れない程度には本気で目指してる気はするけどな。*3商標的な問題とかあんのかな?

*1:まず、タリーズドトールが好きというような方向から考えた時、「スタバの飲み難さ」はカフェヴェロナに代表されるようなもので外してないはず。イタリアンローストは、煙臭さなので、また別というか、この煙臭さも、外国の人からすればラプサンスーチョンの方向なのではと思いもする。もう一つの焦げ臭さがあるかもしれないのだが、個人的には同定できていない。本当に存在するのなら、焙煎機の傾向のはず。更に別に、スタバのドリップコーヒーはブレまくる。他にも別に、アメリカーノ飲んでセブン-イレブンの方が美味しい言っている人は、アフターテイストというか、ほのかな質の高さが分かってない。だからといって、アメリカーノはお勧めしないし、薄いとも思う。薄いコーヒーというよりはアメリカーノ

*2:安いカルディのピノ・ノワールにも、これと似た嫌な感じが合ったと思うから、(オークの?)樽関係の香りだと思う。ステンレス樽ではなかったはず……といっても、ステンレスのピノ・ノワールと言われても違いをイメージできんけど!

*3:次回以降の話だが、実際、凄いブレンドがあり、おそらくはこれ、十中八九、90点超えてる。焙煎度ごとの特徴となる基準が堀口ではあるはずだと睨んでるのだけど、そこから少しズレて、いわゆるバスティーユのようなウィスキーのように香りが広がり口腔内にダージリンのファーストフラッシュのように充満する。どうやら、ずらせちゃった弊害みたいなのもトレードオフにあり、そこはオーナーの基準からは少し外れるのだろうけど、いくつかの側面はドンピシャ。こういうブレンドがこの店の売りだと思う。